お客様インタビュー【べカルトジャパン株式会社様】

今回は、実際にtriがサポートをさせていただいているベカルトジャパン株式会社 人事総務部長(カントリーHRBP Japan &オフィスマネージャー)西田 美津子さんと、弊社代表の大久保の対談をお届けします。

今回のインタビューにご協力いただいた会社様
べカルトジャパン株式会社 様
https://www.bekaert.com/ja/home

サポート導入前の課題と導入後の変化

Speaker 2

本日はお忙しい中ありがとうございます。早速ではありますが弊社がサポートに入る前、どのようなところに会社としての課題を感じていたのかをお伺いしてもよろしいですか?

Speaker 1

元々弊社の体制として、1人1人が独立して働く組織体制であるのと、長年同じポジションに居る人が多いため、社員一人ひとりのキャリア開発やリーダーシップ育成が課題として浮かび上がっていました。また6〜7年ほど前から、ストレングスファインダー®︎(クリフトンストレングス ※)は実施していたのですが、それぞれが強みを活かしきれてなかった状態で、自己理解および他者理解を深め、日本人の間でもダイバシティーを活かせるチーム作りが必要と感じていました。

※ ストレングスファインダー®︎(現在はクリフトンストレングス®︎に名称変更)とは、米国ギャラップ社が提供している、オンラインで行う「才能診断」ツールです。全177個の設問に答えると”自分が本来得意とする才能”が発見され、オリジナルのレポートを受け取ることで、潜在能力を効率よく最大限発揮するためのノウハウを得ることができます。2024年8月時点で3,320万人以上が受けており、世界中の人材開発の場面で活用されています。

Speaker 1

そこでその課題に対して、継続的なコーチングを経て、実際にストレングスを意識している行動が出てきたといいますか、すでに個々が1つ上のレベル意識を持って主体的に動いており、本当にコーチングをお願いして良くなったように思います。社員それぞれの持ち場での業務遂行上のスキルは元々高く心配していなかったのですが、個人の目標以外については、理想論では「やった方がいい」となっても現実問題、手一杯な中で他部署とのつながりや会社全体のことまで考えてストレッチな働き方をするのは、大きなチャレンジでした。それが今では、“自分たちの会社の未来は自分たちで作る”といったコンセプトで個人の目標以外にも、組織への貢献という視点で活動してくれています。

Speaker 2

それってすごく嬉しいことですよね。 ちなみに、なぜ弊社に継続的にお声がけいただいているのか、その理由を教えていただけますか?

Speaker 1

社員の生の声としてポジティブなフィードバックが私に届いてきます。そういう意味で皆さん、満足されてるな、という点はもちろんあります。やっぱり社員それぞれが自分たちの枠をちょっとずつ広げ、自らで動いているなというのが客観的に見て取れるので、会社全体としての効果が出てるんじゃないかなと感じています。そして私自身も大久保さんのコーチングを受けて、戦略的に強みを意識し始めたましたし、数々の結果を振り返ってみると改めてコーチングの成果を実感しています。

Speaker 2

長期にわたって伴走させてもらい、社員の方々がどんどん変わっていってるなって、私自身もそばで感じています。 コーチングを受けて頂いている中で皆さんが“どうやってやろうか”といった前向きな思考が確実に増えていますし、主体的かつチャレンジングに行動を続けていますよね。

Speaker 1

会社としても本音で話しましょう、何かあったら言いましょう!と伝えていますが、それがよりはっきりと浸透してきていますね。だから会社全体の雰囲気というか、風通しは以前よりも良くなったんじゃないかなって思ってます。

ストレングスファインダー®︎導入の効果について

Speaker 2

ストレングスファインダー®︎を会社に取り入れたことによる変化が、風通しの良さという形で見て取れているのですね。ちなみにマネージャー層の方から見て、ストレングスファインダー®︎を扱うことによって会社にどんな変化が起きていますか?

Speaker 1

コーチングを受けている人は、自分の強みを意識している方が多いですね。最近ね、ちょっと私たちかっこいいんですよ。

Speaker 2


おお、いいですね!かっこいいって具体的にどういうことですか?

Speaker 1

以前は「あの人はいつもこうだよね、しかたないよね」と表面的に見ていたときもありました。ただ今は、「Aさんはこの資質とこの資質があるから、こう関わると嬉しいのかな」っていう、ストレングスファインダー®が人と人との関わりの中でワンクッション入っているんです。そうすると、すごく建設的な考え方や会話に繋がっています。仕事に自分の強みや資質を取り入れることを、それぞれに実感してしているからこその変化かなと感じています。

代表の大久保の印象は?

Speaker 2

せっかくなのでぜひ聞かせていただけたらと思うのですが、率直に西田さんからみて、私(大久保)ってどのような印象ですか? 

Speaker 1

わたしも含めてですが、社員のみんな「話しやすい」って言いますね。なかなか自分の言いたいことをきちっと言語化するのが難しく、まとまらないままに一気に話す感じになってしまうところを、ちゃんと掴み取ってくれて、こういうことですよね、と整理してくれる感じはやっぱり安心して話せます。大久保さんのボキャブラリーの幅の広さは、皆さん驚いています。メタファーとして印象に残るので、セッション後も自分への意識づけとして活用されている方も多いです。

あとは、 背中を押してもらえている、というのもあります。社員それぞれ、自分のできないところも含めてコーチングで大久保さんに受け止めてもらえて、そこをストレングスファインダー®の資質に結びつけて一緒に紐解いてもらえているので、できない/苦手=自己否定にはならず、むしろ自分が満足できる働き方に調整できるヒントといいますか、個別対応で、自分の取扱説明書、処方箋を毎回得られるのが有難いです。社内にも大久保さんのファンがいっぱいいるんですよ。

べカルトジャパン社の今後について

Speaker 2

組織内でのシナジーが見え始めた中で、これからの会社はどこを目指していくのですか?

Speaker 1

社会の流れがスピード感をもって変わる中で、会社の姿勢も変わってきています。その中でベルギー本社の社長はサスティナブルな未来に向けてお客様とのパートナーシップをリードして行くスタンスを示しており、スチールを超えたソリューションプロバイダーへ変革という方針のもとスローガンとして、「bold move」というのを掲げました。固定概念にとらわれず、しっかり早く動いて、確実に変革を起こしていこうと、 グループ全体がそういう姿勢になっています。ただ会社の文化は簡単には変わりにくいので、トップ層がロールモデルとなって、自分のチームにも変わるんですよっていうのを、どんどん連鎖させていく必要があるとより一層感じています。

Speaker 2

グローバルで推進している「bold move」を日本でもさらに続けていくために、 弊社に期待することがあれば、 ぜひ忌憚ないご意見やリクエストをいただけたらと思います。

Speaker 1

そうですね。ここ数年で、社員それぞれが自分の資質を分かって使えている感覚を得られました。だからこそ、それを周りの人のためにより一層どう貢献していくのか、というステージに来ているんだと考えています。

そのためにも、自分ひとりでは気が付かないバイアスを外し、新しい視点でものごとを考える必要があり、同時に私たち一人ひとりがリーダーとして行動することが「bold move」に繋がっていくと思っていますので、それぞれがロールモデルになれるよう、さらに強化していっていただけると有難いなと思っています。

Speaker 2

もちろんです。実際に仰る通りで継続的にセッションを通してフィードバックをさせていただくことで、皆さん強みの使い方がどんどん上手くなっているんですよね。 資質の理解はもちろんですが、ストレングスファインダーの使い方を、周りへの貢献という形での広がりも出ているため、既に最近のセッションでは、チャレンジングな要素も増えてきています。

例えば、「Bさんなら、周りのためにもっと〇〇なこともチャレンジできますよ」とお伝えした際、セッションの終了時にBさんから、「この自分にとってチャレンジングな目標に対するざわざわ感も、何か資質が反応していて意味があるんですよね」と自分の成長に資質を繋げようとしていて身になっているのを感じました。そこはよりそれぞれの形で強化していきましょう。

Speaker 1

いいですね、そのチャレンジはもっとしていってほしいですね!どんどん大久保さんには、成長を促すための高い要求を促していってほしいです。

triのサポートが向いている会社とは?

Speaker 2

弊社のサポートは、どういった悩みを持っている会社に向いていると思われますか?

Speaker 1

研修をやるだけではなく、ミドルマネジメントをもうちょっと主体的に、もっと上に引き上げたいといった場合は、大久保さんのサポートが合うと思います。しっかりと伴走しながらサポートしてくれることが1番のメリットかなって私は思っています。 もちろん単発セッションを続けながら、毎回別の方にお願いするのも悪くはないのですが、会社の全体感を掴んでいる方にずっと伴走してもらう方がいいなって思います。

弊社が過去、6〜7年前に1on1ミーティングを導入しましたが、その浸透には苦労しました。本当は1on1はメンバーが自主的に成長するための場としたかったのですが、なかなか思うような成果が出ず、業務連絡の場になってしまうこともありました。
もちろん、マネージャーがすべてをこなせるのが理想ですが、現実はそう簡単ではありません。 また、上司にはどうしても利害や思惑が絡んでしまいます。だからこそ、人のコーチングにおいては、現実的には利害関係のない第3者としての外部の信頼できる専門家のサポートを併用することがベストだと考えています。

費用の面もありますので、最初から全員に個別サポートをつけることが難しくても、いわゆる「2:6:2」の上位2の人に対してのみ行うだけでも、絶対に投資効果はありますよ!と世の中の経営者のみなさんに声を大にして言いたいですね。

triのサポートを検討中の方へ

Speaker 2

弊社のサポートを検討いただいている企業様に対して、西田さんから後押しになるような一言を頂いてもよろしいでしょうか?

Speaker 1

もちろん、「おすすめです」とまず言えます。 その上でもし検討されているのであれば、まずは一度お試しで依頼するのもいいんじゃないかなと思います。弊社はまず私が試してよかったから、部門長4〜5人に対してやってくださいという流れになって、そのあと、じゃあ全社そしてグループ会社に展開しましょうか、と段々に広がっていきました。大久保さんが会社の実態に合わせて柔軟に導入支援の対応もしてくれるので、まずは小さく始めるといった、そんな取り入れ方からでもいいのかなと思います。 日本ではコーチングを定期的に受けている方は、ひと握りだと思います。ただその良さや効果は、体感しない限りは、分からないっていうところもあるかと思います。いくら言葉を並べても、 なかなか掴みにくいものなので、まずは社内のキーパーソンの方に、一度試してもらってみてください。大久保さんのサポートを実感していただきたいです。

Speaker 2

そういっていただけて有難いです。西田さん、今回は貴重なお話を聴かせていただきましてありがとうございました。

組織開発の導入を
検討中の会社様へ



合同会社triでは
あなたの組織に必要な施策を
オーダーメイドでご提案いたします。

自分の会社に、組織開発が必要かの相談を含め、ぜひ一度ご相談ください。